ウエスタンブロット検査の概要と活用法
ウエスタンブロット検査は、HIV感染の確認やライム病の鑑別に用いられる血液検査です。以下では、利用目的・意義・診断上の注意点、そしてライム病への応用について解説します。
利用目的
- 医療従事者は、ELISA検査よりもウエスタンブロット検査の方が精度が高いと考えています。両検査は血中の抗体を検出しますが、ウエスタンブロットは抗原タンパク質を分離して特定の抗体を識別し、ELISAは酵素標識で抗体を検出します。
意義
- ウエスタンブロット検査は、ELISAで陽性結果が出た後に必ず実施されます。ウエスタンブロットが陰性の場合、ELISAの陽性は「偽陽性」と判断されます。結果が不確定になることもあり、その際は追加検査が必要です。
診断上の注意点
- ELISAとウエスタンブロットの両方が陰性でも、感染が完全に除外できるわけではありません。HIVに感染していても、抗体が十分に増えるまで約6か月の「ウィンドウ期間」があり、この期間中は検査で陰性になることがあります。確実に除外したい場合は、異なる時期に再検査を行う必要があります。
ライム病への応用
- 通常、ライム病は細菌性血液検査で診断されますが、神経系の症状が出た場合はウエスタンブロット検査で髄膜炎など他の疾患を除外することがあります。
