HIVの後期症状

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、免疫系を徐々に破壊し、最終的にAIDSへと進行する感染症です。血液検査で診断でき、抗レトロウイルス療法により進行を遅らせることは可能ですが、根治は現在のところありません。

進行する症状

感染初期は症状が現れないことが多いですが、病状が進行するとインフルエンザ様の症状が出始めます。下痢や高熱、原因不明の体重減少、リンパ節の腫れが見られ、咳が慢性化したり、息切れを感じることもあります。

インフルエンザ様症状

HIVがAIDSに近づくにつれ、夜間の発汗や頻繁な寒気、慢性下痢、著しい体重減少が顕著になります。また、重度の頭痛が続き、視界がぼやけたり二重に見えることもあります。

皮膚症状

初期段階では皮膚症状はほとんど見られませんが、病状が進むと口内や口周辺に潰瘍や病変が現れ、次第に体の他部位にも広がります。皮膚が蒼白になり、乾燥や鱗状になることもあります。

結核

以前に結核を罹患し寛解していても、HIVの後期になると結核が再活性化し、より重篤な形で再発することがあります。ハーバード医科大学の調査によれば、結核はHIV感染者が罹患しやすい代表的な感染症の一つです。

子供の症状

HIVに感染した子供は体重増加不良や歩行発達の遅れ、精神発達の遅滞が見られます。一般的な小児疾患である中耳炎なども、HIV後期では重篤な合併症へと進行しやすくなります。

HIV/エイズ - 関連記事