最初の24時間でHIV感染を防げるか?
はじめに
HIVに曝露した場合、曝露後できるだけ早く対策を取ることで感染リスクを低減できます。その方法が「曝露後予防(PEP)」です。
PEPとは何か
PEPは、HIVに接触した可能性がある直後に、抗レトロウイルス薬の組み合わせを服用する治療です。理想的には曝露後2〜3時間以内に開始し、最長でも72時間(3日)以内に開始する必要があります。
PEPの入手方法
曝露が疑われたら、できるだけ早く医療機関を受診してください。救急部、性健康クリニック、または一部のプライマリケア診療所でPEPを提供してもらえることがあります。
効果に影響する要因
PEPの有効性は、以下の点に左右されます。
- 曝露後の開始時間が早いほど効果が高い
- 処方された薬剤を指示通りに服用し続けること
- 嘔吐や特定の薬剤の併用など、薬剤吸収に影響を与える状態の有無
治療スケジュール
通常、PEPは3種類の抗レトロウイルス薬を組み合わせ、28日間(4週間)にわたって服用します。医師の指示通りに全コースを完了することが、感染予防の鍵となります。
注意点と限界
PEPは感染を完全に防げる保証ではありませんが、適切に開始し指示通りに服用すれば、感染リスクを大幅に低減できます。併せて、コンドームの使用や注射器の共有を避けるといった、日常的な予防策も重要です。
