テストステロン治療を拒否する意味とは

テストステロンは男性の体内で最も強力なホルモンです。低下するとうつ、性欲低下、エネルギー不足、筋肉量減少などが起こります。内分泌科医の指導のもと補充療法が可能ですが、ホルモンそのものではなく投与方法に対して体が拒否反応を示すことがあります。

考慮すべき点

  • 既往症や現在の健康状態は、テストステロン補充療法開始前に必ず評価すべきです。特に血中テストステロンが高い男性は前立腺がんリスクが上昇することが米国泌尿器科学会で報告されています。テストステロンが制御不能に上昇すると、身体的安全性の観点から治療を中止する判断が必要です。

注射剤(サスペンション)

  • 注射用テストステロンは一般に綿実油やごま油と混合され、臀部や大腿四頭筋に筋肉注射します。ごま油にアレルギーがある場合は綿実油へ変更しますが、綿実油でも拒否反応が出た場合は、パッチやペレットなど別の投与法が検討されます。

経皮投与

  • 経皮テストステロンはパッチ型とジェル・クリーム型の二種類があります。いずれも皮膚を通じて血流に入りますが、パッチやジェルの成分に対して皮膚アレルギーが起きることがあります。その際は注射剤や埋込ペレットへの変更が推奨されます。

経口投与

  • 経口テストステロンは処方されることは稀ですが、肝臓への負担が大きく肝障害リスクが高いため、肝機能が低下している人や大量飲酒者には不適切です。血液検査で肝酵素が上昇している場合は、経口投与を中止し他の方法に切り替えます。

注意事項

  • 副作用は医師と十分に相談し、添付文書をよく読み、異常があれば速やかに報告してください。すべての薬は肝臓で代謝されるため、定期的な血液検査で肝機能をチェックすることが重要です。

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