ソマトロピンの効果と副作用
ソマトロピンはヒト成長ホルモン(HGH)に相当するペプチドで、下垂体から分泌される天然ホルモンと同様の働きをします。ホルモン補充療法の一環として、遺伝子・内分泌疾患や慢性疾患の治療に用いられます。
成長促進
骨や筋肉、その他の組織の成長を促すため、ターナー症候群、ヌーノン症候群、ホルモン欠乏症などの患者に投与されます。
体重増加
HIV/AIDSや短腸症候群で体重減少が見られる人に使用すると、栄養吸収が改善され、体重が増加します。
筋肉の発達
筋肉量の減少(筋萎縮)を伴う疾患、例えばHIV/AIDS、短腸症候群、加齢による筋減少などの治療に有効です。そのため、一部のアスリートがパフォーマンス向上を目的に使用するケースもあります。
赤血球産生の促進
高用量で投与すると赤血球の生成が促進され、腎不全などで起こる貧血の改善に役立ちます。
副作用
効果は有益ですが、個人差が大きく副作用も報告されています。
・消化器系:便秘、下痢、胃もたれ、吐き気、嘔吐、腹痛、膨満感、食欲不振、急激な体重増加
・呼吸器・循環器系:息切れ、めまい、立ちくらみ、不整脈、胸部圧迫感
・その他:失眠、倦怠感、喉の痛み、鼻づまり、背部痛、筋肉のこり、かゆみ、口の乾燥、手足のしびれやチクチク感
