メガス(メグストロール酢酸エステル)の危険性とは?

メガス(商品名:Megace、成分名:メグストロール酢酸エステル)は、HIV/AIDS患者の食欲不振や体重減少を改善するために処方される薬です。しかし、使用にあたっては重篤な副作用リスクが報告されています。

主な危険性

  • 血糖上昇(高血糖):FDAの臨床試験では、患者の約3〜6%で血糖値が上昇することが確認されています。

影響

  • 高血糖が続くと、2型糖尿病を発症する可能性があります。糖尿病となった場合、生涯にわたりインスリン注射や経口血糖降下薬で管理が必要になることがあります。

長期使用のリスク

  • 12週以上の継続使用で、血栓や肺塞栓(肺に血栓が搬送され出血を起こす)などの重大な合併症が起こる可能性があります。

急な中止による禁断症状

  • メガスの服用を突然中止すると、副腎機能不全のリスクが高まります。症状としては、倦怠感、吐き気・嘔吐、腹痛、急激な体重減少、筋力低下、立ちくらみ、脱水、精神的不安定などが挙げられます(Penn State Universityの報告)。

その他の考慮点

  • 動物実験では精子産生が抑制され、不妊の原因になることが示されていますが、人での影響は不明です。
  • 胎児へのリスクも指摘されているため、妊娠中の使用は安全な代替薬がない場合に限り、医師の厳格な判断のもとで行われます。

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