男性と女性におけるテストステロンのレベルと変化
テストステロンは男性だけでなく女性にも存在するホルモンですが、男性ホルモンとして広く認識されています。男性は主に精巣で、女性は卵巣でテストステロンを産生します。
男性の加齢に伴うテストステロンレベル
米国国立老化研究所によると、男性は加齢に伴いテストステロンの産生が大幅に低下するという証拠はなく、思春期や若年成人期と比べてやや低くなることはあるものの、顕著な減少は見られません。
女性の加齢に伴うテストステロンレベル
メイヨークリニックの報告では、女性のテストステロンは年齢とともに徐々に減少しますが、閉経そのものが急激な低下をもたらすことは少なく、子宮摘出術による人工的な閉経の場合を除きます。
テストステロンの測定方法
テストステロンは血液検査で測定されます。女性で声が低くなる、体毛が増えるなど男性化の症状や月経不順がある場合、検査が行われます。男性では勃起不全や不妊症の疑いがあるとき、また思春期の早発・遅発が疑われる少年でも測定します。
正常なテストステロンレベル
- 女性:20〜80 ng/dL(ナノグラム/デシリットル)
- 男性:300〜1,000 ng/dL(米国国立衛生研究所基準)
異常なテストステロンレベル
テストステロンが高い場合は、がん、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、早発思春期、先天性副腎過形成などが考えられます。低い場合は、思春期遅延、慢性疾患、下垂体や精巣の機能障害などが原因となります。
