閉経期のヨウ素と甲状腺機能低下症
甲状腺の問題と閉経
閉経は一般に45歳から55歳の間に起こり、女性の体は性ホルモンの産生が減少し、排卵が止まります。この時期に甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン不足)が現れることがあり、ヨウ素での治療が検討されます。
甲状腺機能低下症の症状
甲状腺機能低下症は甲状腺が十分なホルモンを産生できない状態です。その症状は閉経の症状と非常に似ており、診断が難しいことがあります。体重増加、倦怠感、集中力低下、うつ症状に加え、筋肉の痙攣や関節痛、手根管症候群、寒さに対する過敏さなどが見られます。
ヨウ素治療
甲状腺はヨウ素を必要とします。甲状腺ホルモン補充だけでなく、ヨウ素欠乏がある場合はヨウ素サプリメントが必要になることがあります。診断と処方は医師のみが行えるため、甲状腺機能低下症とヨウ素欠乏が疑われる場合は必ず医師の診察を受けましょう。
その他の治療法
甲状腺機能低下症の主な治療は甲状腺ホルモンの補充です。合成ホルモンであるチロキシン(レボチロキシン)やトリヨードサイロニンが一般的に処方されます。場合によっては両者を組み合わせた方が効果的です。また、動物性の乾燥甲状腺(デシケート甲状腺)を好む患者もいます。
ヨウ素の潜在的な効果
ヨウ素欠乏が原因であれば、ヨウ素サプリメントの摂取により閉経期の症状が改善することがあります。食欲の過剰が正常に戻り、うつ症状が軽減し、感情が安定することがあります。エネルギーが増し、髪や肌の状態が改善されることも報告されています。閉経と甲状腺機能低下症が同時にある場合、ヨウ素が甲状腺ホルモンの利用を助けるため、補充が必要になることがあります。
ヨウ素の過剰摂取
ヨウ素は過剰に摂取すると逆に甲状腺機能低下症を引き起こすことがあります。そのため、ヨウ素サプリメントを始める前に医師と相談し、欠乏の有無と適切な摂取量を確認することが重要です。
