ホルモンバランスの治療法

ホルモンは、うまく働けば味方ですが、乱れると大敵になります。症状が出ても原因がホルモンであることに気付かないことが多いですが、食事や運動といった自然な方法から、ホルモン補充療法(HRT)まで、さまざまな対策があります。

原因と症状

ホルモンバランスの乱れは、20代から始まることもあれば、閉経前後の40代で顕在化することもあります。主にエストロゲンとプロゲステロンの争いが原因です。

月経周期では、前半はエストロゲンが優勢になり、後半はプロゲステロンが支配します。エストロゲンが過剰になるとバランスが崩れ、閉経期や更年期でも同様の変化が起こります。

主な症状は、頭痛、倦怠感、性欲低下、月経前症候群(PMS)、体重増加、うつ、 anxiety、めまいなどです。これらは他の健康問題のサインでもあるため、放置しないことが重要です。

食事の見直し

食生活の改善は、ホルモンバランスの調整に効果的です。赤身肉や乳製品に含まれる動物性脂肪は、ホルモンに影響を与える可能性があります。

オメガ3・オメガ6 などの必須脂肪酸は、魚介類、ナッツ、亜麻仁(粉)に豊富に含まれ、サプリメントでも摂取できます。

ストレス軽減のために、ヨガや瞑想を取り入れ、毎日の運動でエンドルフィン(「幸せホルモン」)を分泌させましょう。これにより気分が改善し、エネルギーも向上します。

ハーブ療法

ハーブには、フィトエストロゲン系と非エストロゲン系の2種類があります。

フィトエストロゲン系の例としてブラックコホシュがあります。植物由来のエストロゲン様成分が体内のエストロゲンを自然に調整し、過剰エストロゲンを抑制しますが、長期使用で体が依存し自らエストロゲンを産生できなくなるリスクがあります。

非エストロゲン系の例はマカ(Macafem)です。エストロゲンは含まれませんが、下垂体や内分泌腺を養い、体内ホルモンの自然な産生を促します。エストロゲン、プロゲステロン、テストステロンのバランスが整います。

これらのハーブは、健康食品店やオンラインで入手可能です。

ホルモン補充療法(HRT)

米国で広く用いられる治療法ですが、リスクが高いとされています。合成ホルモンを投与し、体内で減少したホルモンを補いますが、安全性は議論の余地があります。

1991年に米国国立衛生研究所が実施した「女性の健康イニシアチブ」大規模臨床試験では、HRTが心血管疾患、血栓、卵巣がん・乳がんのリスクを増加させることが明らかになり、2002年に中止されました。この結果は現在も有効とされています。

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