HPV(ヒトパピローマウイルス)の概要

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、皮膚と皮膚の接触、特に性器接触により感染する性感染症です。米国食品医薬品局(FDA)の推計では、コンドームを使用しても、一生に約50%以上が感染するとされています。

感染期間

  • 感染後、潜伏期間は通常1〜6か月です。治療後も潜伏状態が少なくとも3年続くことがあり、症状がなくても感染を拡げる可能性があります。

リスク要因

  • 複数の性パートナーとの性交渉や、パートナーが複数の性パートナーを持っている場合にリスクが高まります。HPVは無症状の場合が多く、感染していることに気付かずに伝染させることがあります。コンドーム使用でも感染リスクは完全には排除できません。

主な影響

  • HPVの特定の株は、性器いぼ、子宮頸がん、膣がんの原因となります。HPVは100種以上存在し、30種は低リスク株で性器いぼを引き起こします。高リスク株は13種あり、子宮頸がんの主な原因です。

予防策

  • HPVの確実な予防は、感染の可能性がある相手との性交渉を控えることです。コンドームだけではリスクを完全に除去できませんが、皮膚が露出した部分との接触で感染するためです。ワクチン(ガーダシル)は複数のHPV株に対して予防効果があり、9歳から26歳までの女性が接種可能です。

治療法

  • FDAの2023年時点では、HPVそのものを根治する治療法はありませんが、性器いぼや子宮頸がんなどの症状に対する治療は行われます。

ヒトパピローマウイルス(HPV) - 関連記事