HPVウイルスは消えるのか?

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性行為によって感染するウイルスで、女性の子宮頸がんの原因となります。100種以上の型が知られており、ウイルス名は感染後にできるイボ(パピローマ)に由来しています。

特徴

ウイルスは体内の細胞に侵入し、細胞を変異させて増殖します。HPVは一度体内に入ると完全に除去できませんが、免疫機能がウイルスを抑えることで症状は軽減します。つまり、HPV自体は『消えない』ものの、症状は改善可能です。

HPVはどのように検出されるか

男性はほとんど症状が出ず、検出が困難です。一方、女性は子宮頸部から細胞を採取するパップスミア(子宮頸がん検診)で検査できます。採取したサンプルは検査機関で分析され、異常が見つかれば適切な治療が検討されます。HPVは常に体内に存在するため、検査のタイミングに「早すぎる」や「遅すぎる」はありません。

治療法

HPVの型や症状に応じて治療が異なります。免疫システムが自然にウイルスを抑えるケースもありますが、イボの除去や局所薬、場合によっては化学療法が必要になることもあります。

HPVは予防できるか

コンドーム使用など安全な性行為で感染リスクを減らせます。また、13歳から26歳の女性を対象に、最も危険な4型に対するワクチン(ガーダシル)が利用可能です。根治法がないため、予防が特に重要です。

リスク要因

複数の性パートナーがいる、単一の性交関係がない、16歳以下で性交を開始した、または25歳未満の若年層は、HPV感染リスクが高いとされています。

女性はパップテストを受け続ける必要があるか

ワクチンは特定の型しか防げないため、子宮頸がんの有無を確認するために、年に1回から2回のパップテストは依然として必要です。

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