深部静脈血栓症(DVT)の外科的血栓除去術とは

外科的血栓除去術とは

外科的血栓除去術は、深部静脈にできた血栓(血塊)を外科的に取り除く手術です。深部静脈血栓症(DVT)は、肺血栓塞栓(PE)という、血栓が肺へ流れ込み命に関わる状態を引き起こす可能性がある重篤な疾患です。

外科的血栓除去術が必要なケース

以下のような重症DVTで、症状が強く出ているか、PEのリスクが高い場合に適応されます。

  • 心臓に近い近位深部静脈に血栓がある場合
  • 患部の腫脹・疼痛・変色が顕著な場合
  • がんや妊娠など、他の疾患と併存している場合
  • 治療後に再発した場合

手術の流れ

手術は全身麻酔下で手術室にて行われます。外科医は血栓がある部位の皮膚に小さな切開を加え、専用の器具で血栓を除去します。必要に応じて、静脈を開いたままにするためのステントを留置することもあります。

主なリスク

  • 出血
  • 感染症
  • 静脈損傷
  • 瘢痕形成
  • 再発性深部静脈血栓症(DVT)
  • 肺血栓塞栓(PE)

回復期間と注意点

回復には数週間を要します。その間は以下を守りましょう。

  • 切開部を清潔に保ち、乾燥させる
  • 圧迫ストッキングを装着する
  • 患部を上げて安静にする
  • 激しい運動は控える

長期的な予後

多くの患者は完全に回復し、日常生活に支障なく過ごすことができます。ただし、将来的に再度DVTやPEが起こるリスクは残ります。

早期受診の重要性

足の腫れ・疼痛・変色などDVTの症状が疑われる場合は、直ちに医療機関を受診してください。DVTは放置すると致命的な合併症を引き起こす可能性があります。

ヒトパピローマウイルス(HPV) - 関連記事