コンドームはハイリスクHPVから守れるのか?
ヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、がんリスクが高いタイプは性行為によって感染する感染症です。子宮頸部の前がん細胞やがん、さらには陰茎、肛門、外陰部、口腔のがんの原因となります。
概要
HPV16型と18型は子宮頸がんの大部分を占め、他のタイプはいぼ(疣贅)を引き起こします。HIVなどと異なり、HPVは体液ではなく皮膚と皮膚の接触で広がります。
感染経路
高リスクHPVは感染者の生殖器全体に存在することがあります。コンドームは皮膚の一部しか覆わないため、覆われていない部分から感染する可能性があります。
前戯におけるリスク
性交渉だけでなく、前戯での性器同士の接触でも感染は起こります。コンドームを装着する前に皮膚が触れ合うことで、コンドーム使用者でもHPVに感染するリスクがあります。
コンドームの効果
完全に防げるわけではありませんが、効果は無視できません。2006年のワシントン大学の研究では、パートナーが毎回コンドームを使用した女性はHPV感染リスクが約70%低下したと報告されています。
口腔内感染
HPVが口腔がんのリスクを高めるかは議論が続いています。口腔内性行為が関与する可能性がありますが、コンドームなどのバリア法がどれだけ予防に役立つかはまだ明確ではありません。
