ヒトパピローマウイルス(HPV)の概要

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、最も一般的な性行為による感染症ウイルスです。男性・女性ともに性器に感染し、70種以上のタイプが確認されています。主に陰茎、外陰部、膣、子宮頸部、肛門、直腸の粘膜や皮膚に感染し、手足にイボができることもあります。ウイルスは目に見えないため、感染していることに気付かない人が多いです。

症状

  • 無症状で健康上の問題が生じないケースが多数。
  • 一部のタイプは性器イボ(尖圭コンジローマ)を引き起こす。
  • 高リスク型は子宮頸がんや陰茎・膣・肛門がんの原因となる。

治療法

  • 米CDCによると、感染の約90%は2年以内に自然に消失する。
  • 免疫システムが低リスク(イボ原因)・高リスク(がん原因)の両方を排除できる。
  • 症状が出た場合は外科的除去や薬物療法が行われる。

診断

  • 一般的なスクリーニングは未確立。
  • 性器イボが現れたら医師が視診し原因を判断。
  • パップテストで異常細胞が見つかった場合、HPV検査でがん前段階か判定できる。

予防

  • コンドームはHPVを含む多くの性感染症から守る有効な手段。
  • 若年女性向けのHPVワクチンは子宮頸がん予防を目的とし、接種が推奨されているが、議論もある。

有病率

  • 毎年約620万人がHPVに感染。
  • 性行為経験者の約50%が一度は感染すると推定される。

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