死後の人体温度はどのくらいになるのか?

死後の体温変化(死後硬直)とは

人が死亡すると、体温は徐々に周囲の温度へと近づきます。この現象は「死後硬直(algor mortis)」と呼ばれ、法医学の重要な指標のひとつです。

冷却速度の目安

一般的に、死亡直後の数時間は、体温が約1〜2℃/時間の速度で低下します。具体的には、最初の3〜4時間で体温は約4〜8℃ほど下がります。

最低温度に達するまでの時間

環境温度が20℃前後の場合、約12時間後には体温が最も低い状態、すなわち約20℃前後に落ち着きます。この温度は、外気温とほぼ同じになるまでの目安です。

冷却に影響する要因

  • 周囲の温度:暖かい環境では冷却が遅く、寒い環境では速く進みます。
  • 体格・体脂肪率:体が大きいほど熱容量が大きく、冷えるのに時間がかかります。
  • 衣服や覆い:衣類や布団などが熱の放散を妨げ、冷却を遅らせます。

以上の点を踏まえると、死後の体温は環境条件や個人差に左右されますが、概ね上記のような時間と温度の推移が見られます。

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