十二指腸閉塞の症状と対処法

十二指腸閉塞は、腸の一部が詰まることで起こる疾患で、迅速な医療処置が必要です。胃のすぐ下に位置する十二指腸は、小腸の最初の部分で、消化酵素の働きを助けます。さまざまな原因で閉塞が起こり、症状は複数のパターンに分かれます。

主な症状

腹痛

閉塞が起こると、臍周辺に局所的な痛みが現れます。痛みは間欠的だったり、持続的だったりします。強い持続痛は、腸がねじれた(絞扼)状態を示し、緊急処置が必要です。痛みの性質が変化すると、閉塞が悪化している可能性があります。

嘔吐

嘔吐はさまざまな原因で起こりますが、十二指腸閉塞では特に頻繁です。緑色の嘔吐は、胆汁が胃で消化されずに逆流したことを示し、胃に近い部位での閉塞を示唆します。乳児では先天性腸管奇形が原因になることがありますが、成人でも起こり得ます。嘔吐による脱水が主なリスクで、点滴による水分補給が必要になることがあります。

下痢・便秘

部分的な閉塞では、下痢が見られることがあります。消化が遅れ、栄養吸収が不十分になるためです。一方、腸内にガスがたまり膨満感や便秘、便閉が起こり、腹部が膨らむことがあります。完全に閉塞すると排便が全くできなくなることもあります。診察時に、未消化の食物や液体が胃にたまっていることを触診で確認できることがあります。

早期の診断と適切な治療が予後を大きく改善します。症状が疑われたら速やかに医療機関を受診してください。

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