アルコール乱用がもたらす長期的な身体と健康への影響
肝臓疾患
米国肝臓財団によると、アルコールは肝細胞に直接的なダメージを与え、過度の摂取は肝硬変や脂肪肝、さらには肝がんのリスクを高めます。治療の基本は禁酒で、重度の場合は肝移植が必要になることもあります。
心臓疾患
ジョンズ・ホプキンス医学部は、適量の飲酒は心血管リスクを低減する可能性があるとしていますが、過剰摂取は高血圧や心不全、脂質異常、心拍リズムの乱れを引き起こします。これらは脳卒中や突然死につながる危険があります。適量は女性で1日1杯、男性で1日2杯程度です。
神経系の問題
中枢神経系(脳・神経・脊髄)へのアルコールの影響は大きく、アルコール性ニューロパチーによって感覚障害が生じることがあります。また、長期的な乱用はうつ病や不安障害、パニック発作、最悪の場合自殺リスクの増加とも関連しています。
消化器系の問題
長期的なアルコール摂取は胃や小腸・大腸、膵臓にダメージを与え、潰瘍や膵炎、インスリン過剰分泌による低血糖、さらには糖尿病の発症リスクを高めます。米国ノースカロライナ大学の調査では、全癌の2〜4%がアルコールに起因し、胃・膵臓・食道・大腸が主な対象部位です。
