抗ウイルス薬は線維筋痛症の治療に有効か?
米国国立関節リウマチ・筋骨格・皮膚疾患研究所(NIAMS)によれば、500万人以上の米国民が線維筋痛症(Fibromyalgia)に苦しんでいます。
特徴
- 慢性的な痛みへの過敏症、こわばり、筋肉痛、倦怠感、頭痛を伴う疾患です。
- 患者の80〜90%が女性です。
原因に関する仮説
- 正確な原因は不明ですが、ライム病やエプスタイン・バーウイルス(EBV)などのウイルス感染が発症に関与するとする説があります。
- 耳鼻咽喉科医であり自身も線維筋痛症を患うダンティーニ博士は、抗ウイルス薬(バルトレックス=バラシクロビル、ファムビル=ファムシクロビル)を処方しています。
興味深い事実
- ダンティーニ博士自身が線維筋痛症患者である点が注目されています。
期待できる効果
- 同博士の2008年著書『The New Fibromyalgia Remedy: Stop Your Pain Now with an Anti‑Viral Drug Regimen』によれば、抗ウイルス薬を併用した患者の70〜75%が症状改善を報告しています。
- そのうち半数は治療開始から4週間以内に改善を実感したとされています。
注意点
- 米国食品医薬品局(FDA)は抗ウイルス薬を線維筋痛症の治療薬として承認していません。
- 医療界でも有効性については十分なエビデンスがなく、慎重な評価が求められます。
