股間(陰部)の乾癬治療法は?
乾癬は免疫系の異常によって引き起こされる炎症性皮膚疾患で、米国では約750万人が罹患しています。陰部(股間)は乾癬が発症しやすい部位のひとつで、かゆみや刺激感を伴います。本稿では、陰部乾癬の特徴と原因、そして症状の程度別に推奨される治療法をご紹介します。
乾癬の特徴
- 陰部に現れる乾癬は、皮膚が乾燥し赤くなった潰瘍様の状態になることが多く、他の部位に見られるような鱗屑(うろこ)はほとんどありません。
原因
- 自己の皮膚細胞に対する免疫応答が過剰になることで、皮膚細胞の増殖が異常に速くなり、表面に未熟な細胞や老廃物がたまりやすくなります。この過程が炎症と刺激を引き起こします。
軽度の乾癬の治療法
- 市販薬(OTC)や処方薬として、コールタール、サリチル酸、カルシポトリエン、タザロテンなどが使用されます。ステロイド外用薬も有効ですが、陰部では高力価ステロイドは刺激が強くなるため、低〜中程度のステロイドが推奨されます。
中等度の乾癬の治療法
- 外用薬に加えて、光線療法(UVB照射)を行うことがあります。紫外線は皮膚細胞の増殖速度を抑制し、症状の改善に寄与します。
重度の乾癬の治療法
- 中等度と同様の外用薬・光線療法に加え、全身的な免疫抑制薬(例:T細胞阻害剤)を使用することがあります。特に他部位にも乾癬が広がっている場合に適応されます。
