Pemphigus(膿胞性皮膚炎)の治療法
Pemphigus(膿胞性皮膚炎)は、皮膚や粘膜に水疱や潰瘍ができる自己免疫疾患です。免疫系が自分の皮膚・粘膜を異物と誤認し、攻撃することで症状が現れます。本稿では、軽症と重症に分けた治療法をわかりやすく解説します。
軽症のPemphigus
-
症状が疑われたらすぐに医師の診察を受ける。
-
ステロイド薬の使用を相談する。ステロイドは炎症を抑えるが、体重増加、情緒不安定、糖尿病、脱毛、感染リスク増大などの副作用があるため、医師とリスクを十分に話し合う。
-
免疫抑制剤(例:アザチオプリン(Imuran)、メトトレキサート(Rhematrex))の検討。骨粗鬆症や感染リスクがあるため、定期的な血液検査と医師の管理が必要。
-
抗生物質で二次感染を防止。免疫抑制剤と併用し、医師の指示どおりに服用する。
重症のPemphigus
-
点滴による輸液・電解質補正と経口栄養の代替。皮膚潰瘍から大量の体液が失われるため、脱水症状が出たら速やかに救急を受診し、点滴治療を受ける。飲食が困難な場合は入院して経腸栄養や中心静脈栄養を行うこともある。
-
口腔内潰瘍用の処方ロゼンジや抗菌・抗炎症薬を使用し、痛みと感染を抑える。
-
血漿交換(プラスマフェレシス)を検討する。血中の自己抗体を除去し、ドナー血漿で補充することで症状改善が期待できる。ただし、稀少血液型の場合は適用できないため、血液型を確認したうえで医師と相談する。
