乱視とループス(SLE)の治療法
乱視は屈折異常の一種で、角膜の形状が不規則になることで視界が歪みます。軽度の場合は眼鏡やコンタクトレンズで矯正できますが、根本的な治癒を目指すなら以下の治療法があります。
乱視の治療法
眼鏡で矯正する
眼科で検査を受け、処方された眼鏡を使用します。眼鏡は手軽で費用も抑えられますが、根本的な治癒にはなりません。定期的に検査し、度数を更新しましょう。
トーリックコンタクトレンズを装着する
不規則な角膜に合わせて設計されたトーリックレンズは、ハードタイプ・ソフトタイプがあります。眼科医の検査で最適なレンズを選びましょう。
オーソケラトロジー(Ortho‑K)を受ける
硬質ガス透過性コンタクトレンズを夜間装着し、角膜形状を一時的に変える方法です。日中はレンズなしで視力が改善します。主にスポーツ選手など、日中コンタクトが難しい人に適しています。
レーザー角膜屈折矯正(LASIK)
角膜フラップを作り、レーザーで角膜を再形成します。手術は局所麻酔で痛みはほとんどなく、術後は透明シールドと抗炎症・抗菌点眼薬で保護します。
光屈折角膜切除術(PRK)
フラップを作らず、角膜表面に直接レーザーを照射して形状を整える方法です。回復に時間がかかりますが、薄い角膜でも適用可能です。
フォトアブレイティブ・インレイ(PAI LASIK)
フラップを作った後、ステローマ上に合成インレイを挿入し、レーザーエネルギーをインレイ経由で照射します。重度の乱視に有効とされています。
フェイキック眼内レンズ(PIOL)
LASIKが適さない重度の場合、取り外し可能な眼内レンズを眼球内に挿入します。手術は必要ですが、レンズは取り外し可能で定期的なメンテナンスは不要です。
ループス(全身性エリテマトーデス)の治療法
皮膚を保護する
円板状ループス(ディスクロイドループス)の場合、紫外線が皮膚炎を誘発します。外出時は日焼け止め(SPF15以上)や帽子、長袖などでしっかり防護しましょう。
外用ステロイドやビタミンA誘導体を使用する
炎症が強いときはステロイド軟膏を、光感作が強い場合はレチノイド系のテジソン(Tegison)を使用します。重症例は短期間の経口ステロイドや抗マラリア薬(ヒドロキシクロロキン)も有効です。
NSAIDで関節・筋肉の痛みを軽減する
イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬で痛みと腫れを抑えます。長期使用や高用量は医師と相談してください。
免疫抑制剤で全身症状をコントロールする
重症SLEではアザチオプリンやシクロホスファミド、腎障害がある場合はミコフェノールモフェチルなどを使用します。ステロイドと併用し、各薬剤の副作用を最小限に抑えることがポイントです。
