パップスミア結果に見られる萎縮と炎症の細胞変化とは

萎縮に伴う細胞変化

パップスミアで観察される萎縮の特徴は以下の通りです。

角化不全(パラケラトーシス)

核が縮小し、細胞質が濃密な大きな表層細胞が増える。

細胞数減少

スライド上の細胞数が全体的に少なくなる。

上皮層の薄化

上皮細胞層が通常より薄く見える。

核の拡大

細胞が密集するため、核が大きく見えることがある。

核過染色

核が強く染まり、通常より暗く見える。

炎症に伴う細胞変化

炎症がある場合に見られる主な所見は次のとおりです。

白血球増加

好中球やリンパ球が多数検出される。急性炎症では好中球が顕著で、慢性炎症ではリンパ球が多くなる。

上皮細胞の変化

・細胞質空胞:細胞質内に透明な空間が見られる。
・多核化:1つの細胞に2つ以上の核が存在する。
・核拡大:核が通常より大きくなる。
・核形状不整:核の輪郭が不規則またはギザギザになる。
・核過染色:核の染色が強くなる。

これらの細胞変化は必ずしも疾患を示すものではありません。パップスミアの判定は、細胞所見だけでなく、臨床歴や他の検査結果を総合的に評価する専門医が行う必要があります。

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