赤血球表面の抗原が血漿中の抗体と結合すると起こる凝集反応
凝集(ヘモアグルチネーション)とは
赤血球(赤血球)の表面に存在する抗原が、血漿中の抗体と結合すると、赤血球同士がくっつき合う現象が起こります。これを「凝集」または「ヘモアグルチネーション」と呼びます。
凝集が起こるメカニズム
抗体は特定の抗原に対して高い親和性を持ち、赤血球表面の抗原に結合します。複数の抗体がそれぞれ異なる赤血球に結合することで、赤血球同士が橋渡しされ、クロスリンクが形成されます。このクロスリンクが多数集まると、赤血球が塊(凝集体)として可視化されます。
臨床的な影響
凝集が強く起こると、以下のような健康問題につながることがあります。
- 貧血:凝集した赤血球が脾臓で除去されやすくなり、血液中の赤血球数が減少します。
- 輸血反応:ドナー血液と受血者の血液中の抗原・抗体が不適合な場合、輸血時に凝集が起こり、発熱や溶血などの重篤な反応が生じます。
したがって、血液型検査やクロスマッチングは、凝集反応を予防する上で重要です。
