線維筋痛症の兆候とは?
線維筋痛症(fibromyalgia)は原因がはっきりしていない慢性疾患です。主に中年女性や関節リウマチ・自己免疫疾患を持つ人に多く見られますが、年齢や性別を問わず発症します。現在のところ根本的な治療法はなく、薬物療法や適切な睡眠、ヨガなどの運動で症状を管理します。血液検査や画像診断では確定できず、他の疾患と類似した症状が多いため診断が難しいとされています。
認知・精神症状
- 脳が痛み信号を処理する方法の変化が関与していると考えられ、記憶力や思考力の低下(「Fibro fog」)が報告されています。併発しやすいのは不安、うつ、睡眠障害です。
触覚・光・温度感受性
- 全身に慢性的な痛みと関節・筋肉・腱・軟部組織の過敏感が特徴です。音や光、温度変化に対しても敏感で、頭痛や片頭痛が悪化しやすいです。寒冷や湿度の高い環境で痛みが増すことがあります。
- 顔面筋の痛み、四肢のしびれ、むずむず脚症候群もよく見られます。
臓器関連症状・その他
- 月経痛が強くなることや、過敏性腸症候群、膀胱障害、嚥下困難、心悸亢進などが報告されています。
持続的なこわばり・痛み・疲労
- 朝方に強いこわばりと痛みがあり、時間とともに軽減するケースと、日中ずっと痛みが続くケースがあります。疲労感も日常的に強く、痛みは鈍痛から灼熱感、刺すような痛みまで様々です。関節リウマチなどの関節破壊を伴う疾患とは異なり、腫れや変形は見られませんが、リウマチや全身性エリテマトーデスと同時に発症することもあります。
