アレルギー反応と自己免疫疾患の違いをわかりやすく解説
アレルギー反応とは
アレルギー反応は、免疫系が外部から侵入した物質(アレルゲン)を「有害」と誤認し、過剰に反応する現象です。体内にアレルゲンが入ると、B細胞がIgE抗体を産生し、肥満細胞や好塩基球に結合させます。再び同じアレルゲンが接触すると、これらの細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出され、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみなどの症状が現れます。
自己免疫疾患とは
自己免疫疾患は、免疫系が自分自身の組織や臓器を誤って攻撃してしまう病態です。その結果、炎症が慢性的に続き、関節、皮膚、神経系など様々な部位に損傷が生じます。代表的な疾患には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性硬化症などがあります。
主な違い
アレルギー反応と自己免疫疾患は、どちらも免疫系の過剰反応ですが、標的が異なります。アレルギーは外部のアレルゲンが対象で、症状は主に一過性の炎症や痒みなどです。一方、自己免疫疾患は自己組織が対象で、慢性的な炎症と組織破壊を伴います。
