サルモネラ・チフスは危険ですか?
サルモネラ・チフス(サルモネラ・チフィ)は腸チフス(腸熱)の原因菌です。先進国ではまれですが、開発途上国では罹患率・死亡率が高く、重要な公衆衛生上の課題となっています。
原因
サルモネラ・チフスは、感染した動物や人の尿・糞便が混入した食物や飲料水を摂取することで感染します。慢性キャリアは症状が出ないものの、菌を他者に感染させるリスクがあります。
腸チフスの主な症状
- 高熱(38〜40℃)が数日から数週間続く
- 倦怠感・だるさ、筋肉痛
- 頭痛
- 食欲不振
- 下痢または便秘
まれな症状
重症例では中枢神経系の感染(髄膜炎)を起こすことがあります。髄膜炎の症状としては、眠気、意識混濁、首のこり、痙攣などが挙げられます。
経過
症状は感染後1〜3週間で出現し、治療がなければ数週間から数か月続くことがあります。
死亡率
適切な抗生物質治療がない場合、死亡率は約10%に達します。適切な治療を受ければ死亡率は1%未満に低下しますが、抗菌薬耐性の問題が深刻化しています。
