成人の第五病(スラップフェイス病)
第五病(通称「スラップフェイス」)は、頬が真っ赤になる症状が特徴的なヒトパルボウイルスB19感染症です。小児に多く見られますが、成人でも発症します。特に妊娠中の女性は合併症のリスクがあるため、早期の診断と適切な管理が重要です。
症状
- 頬の鮮やかな赤い発疹(スラップフェイス)
- 軽度の発熱、喉の痛み
- 鼻水、頭痛、吐き気、かゆみなど風邪様症状
- 発疹は腕や体幹、脚へも広がることがある
- 症状は通常7〜10日続き、成人は疲労感や関節痛が2週間程度続くことがある
原因
- ヒトパルボウイルスB19による感染
- 動物からではなく、人から人へ手指接触などで感染
- 発疹が出ている期間が感染性が最も高い
診断
- 医師による診察と症状の確認
- 血液検査で白血球数の増加やB19特異抗体・DNAの検出が行われる
治療
- 多くの場合、自然に回復し特別な治療は不要
- 貧血を伴う患者や免疫不全・鎌状赤血球症など基礎疾患がある場合は、貧血治療(ビタミン・鉄剤、場合により輸血やホルモン療法)が必要
- 免疫力が低下している場合は、症状が重く入院が必要になることもある
予防・対策
- 確実な予防法はないが、手洗いの徹底が感染リスク低減に有効
