レジオネラ尿抗原とは何か?

レジオネラ尿抗原

レジオネラ尿抗原は、レジオネラ菌に感染した患者の尿中に検出される物質です。医師はレジオネラ症(レジオネラ肺炎)の診断時に尿中抗原検査を行い、感染の有無を確認します。治療後も数か月間、尿中に抗原が残ることがあります。この検査は、レジオネラ菌のうち診断例の80%以上を占める主要な菌種に対する抗原を検出します。

診断と治療

尿抗原検査に加えて、胸部X線撮影で肺炎の範囲を評価したり、神経症状がある場合は脳のCTや腰椎穿刺を行うことがあります。レジオネラ肺炎は抗生物質で治療されますが、軽症のポンティアック熱は自然に回復することが多く、特別な薬剤は必要ありません。

レジオネラ肺炎の症状

重症例では高熱(摂氏40℃以上)や重度の肺炎が現れ、筋肉痛、寒気、頭痛、呼吸困難、胸痛、咳嗽(血痰や粘液)を伴います。また、嘔吐、下痢、食欲不振、意識障害や認知機能の変化も報告されています。

ポンティアック熱

ポンティアック熱はレジオネラ肺炎の軽症型で、肺に症状は出ません。発熱や寒気、頭痛、筋肉痛が2〜5日で自然に消失します。これはレジオネラ菌に対する過敏反応と考えられ、完全な肺炎には至りません。

原因とリスク要因

レジオネラ菌は温かく湿った環境で繁殖し、温水浴槽、エアコンの冷却塔、給水システムなどが感染源となります。菌は空気中の水滴に乗って最大4マイル(約6km)飛散し、吸入されることで感染します。喫煙者、慢性肺疾患患者、免疫低下者は特に罹患リスクが高くなります。

感染症 - 関連記事