破傷風(クロストリジウム・テタニ)診断と治療

感染経路

世界的に最も多い感染原因は、衛生状態が悪く、特に新生児のへその緒切除部が汚染されることです。米国では土壌、糞便、錆びた金属への接触が主な原因で、静脈薬物使用者や開放創(火傷、咬傷、潰瘍、壊疽、手術痕)を持つ人もリスクが高まります。

症状

破傷風の特徴的な症状は、顎や首の硬直(「顎関節拘縮」)です。嚥下困難、感染部位の疼痛、首・背中・腹部・呼吸筋の痙攣もよく見られます。呼吸筋痙攣は気道閉塞や窒息につながることがあります。

潜伏期間

感染から症状が現れるまでの潜伏期間は、一般に5日から2週間です。この時間差のため、医師はリスクが高いと判断した場合、予防的に抗菌薬や破傷風免疫グロブリンを投与します。したがって、感染の可能性がある出来事の既往歴が診断の重要ポイントとなります。

病態の進行

症状はまず頭部と頸部に現れ、次第に全身へ広がります。背中を反るような痙攣や全身の筋硬直、自律神経の機能障害が見られます。局所性破傷風では、毒素量が少なく痙攣が感染部位近くに限局しますが、治療しないと頭部破傷風に移行し、神経障害、心不整脈、発熱を引き起こします。

治療薬

ジョンズ・ホプキンス大学の推奨する第一選択薬は、体重1kgあたり7.5mgのメトロニダゾールを6時間かけて静脈投与する方法です。代替薬としてはペニシリン、エリスロマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、クリンダマイシンがあります。毒素が組織に結合する前であれば、破傷風免疫グロブリン(TIG)で中和できます。予防は破傷風ワクチン接種が最も効果的です。

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