サナダムシ感染症について
サナダムシは人間の腸に寄生する条虫の一種で、主に生肉や淡水魚を介して感染します。感染すると軽度から重度まで様々な症状が現れますが、適切な治療と予防でほぼ完治が期待できます。
原因
- 生肉や加熱が不十分な牛肉、豚肉、淡水魚に含まれるサナダムシ幼虫を摂取することで感染します。体内に入った幼虫は腸内で成虫に成長します。
症状
- 多くの患者は無症状ですが、倦怠感、吐き気、腹痛、食欲不振、下痢、体重減少などが現れることがあります。重症例では細菌感染、嚢胞、発熱、神経症状、幼虫に対するアレルギー反応などが起こります。
治療法
- サナダムシ感染はプラジクアンテルやアルベンダゾールなど、寄生虫に対して有効な薬剤で治療します。嚢胞がある場合は抗炎症ステロイドを併用することがあります。重度の場合は肺や他臓器から寄生虫を除去する外科手術が必要になることもあります。
予防策
- 生または加熱不足の肉・魚を食べないことが最も効果的です。また、感染した糞便に触れた場合も感染リスクがあります。トイレ使用後や食事前には必ず手を洗いましょう。
対策とポイント
- 肉は中心温度が71℃(150°F)に達するまで加熱すればサナダムシの卵や幼虫は死滅します。肉を最低12時間、魚を最低24時間冷凍することでも同様に死滅させられます。
