壊死性筋膜炎(肉食病)とは

壊死性筋膜炎(通称『肉食病』)は、皮膚や筋膜などの軟部組織が急速に壊死し、細菌が産生する毒素で組織が「食べられる」ように進行する感染症です。適切な治療が行われれば回復可能ですが、放置すると24時間以内に重篤化し、命に関わることがあります。

原因

  • 主に溶血性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)などの細菌が毒素を放出し、血流を介して皮膚や筋膜を侵します。

リスク要因

  • 免疫力低下、糖尿病、肝臓・腎臓疾患などの基礎疾患があるとリスクが高まります。
  • 皮膚の外傷、切り傷、やけど、虫刺されなどが感染入口となります。

症状

  • 発熱、悪寒、嘔吐、下痢、倦怠感など全身症状
  • 傷口付近の赤み・腫脹、激しい痛み、触れると熱感がある
  • ショック症状や組織の急速な壊死が進行することがあります。

診断

  • CT、MRI、X線検査で組織内のガスや壊死部位を確認します。
  • 血液検査や培養で原因菌を特定します。

治療

  • 広域抗生物質による感染制御
  • 疼痛管理のための鎮痛薬
  • 感染・壊死した組織を外科的に切除(デブリードマン)

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