虫垂炎の初期兆候と対処法
概要
虫垂は進化の過程で機能を失った器官で、現在では主に炎症を起こすことで問題が表れます。虫垂炎の初期症状を把握しておくことで、深刻な合併症を防ぐことができます。
初期症状
- 突然の腹部の鈍痛または鋭い痛み。最初は腹部中央付近に現れ、次第に右下腹部へ移動します。咳やくしゃみ、急な体位変換で痛みが増強します。
- 便秘、腹部膨満感、食欲不振、吐き気・嘔吐などが伴うことがあります。
注意点
虫垂炎患者の約半数しか明確な初期症状が出ません。特に高齢者・幼児や他の疾患を持つ人は症状が見逃されやすく、早期診断が重要です。疑わしい症状がある場合は速やかに医師の診察を受けましょう。
タイプ
虫垂炎は「慢性」と「急性」の2タイプに分かれます。
- 慢性虫垂炎は症状が軽く、腹部全体にぼんやりした痛みが続くことが多いですが、診断が遅れやすいです。
- 急性虫垂炎は痛みがはっきりと現れ、進行が速くなります。放置すると穿孔(破裂)し、腹膜炎という重篤な合併症を引き起こします。
予防・対策
初期症状が疑われたら速やかに診断を受け、必要に応じて虫垂切除術(虫垂摘出)を行います。腹部に強い痛みを感じたらすぐに医療機関へ相談することが最善の予防策です。
