腸内寄生虫の検査方法

概要

腸内寄生虫は、発熱を伴わないことが多く、抗菌薬や抗ウイルス薬が効きにくい感染症です。汚染された水の摂取、糞便の誤飲、感染者との接触、さらには裸足で踏むだけでも感染することがあります。

必要なもの

  • 顕微鏡

検査手順

  1. 症状の確認

    腹痛、血便、肛門周囲の発疹、便中に虫が見えるなどの特徴的な症状がある場合、腸内寄生虫が疑われます。

  2. 糞便検査

    顕微鏡で便サンプルを観察し、原虫や条虫を特定します。確定診断のために複数回の便採取が必要なことがあります。

  3. 紐テスト(ストリングテスト)

    細い紐を食道から胃へ挿入し、約1時間保持させた後に回収し、顕微鏡で寄生虫の有無を調べます。

  4. スコッチテープテスト

    肛門付近にテープを貼り付け、数回繰り返したテープを顕微鏡で観察して回虫の卵を検出します。

  5. バリウムX線検査

    バリウム溶液を飲んだ後にX線撮影を行い、寄生虫による腸壁の損傷や異常を確認します。

  6. 抗寄生虫薬の投与

    上記の検査が陰性でも、メトロニダゾール(フラジル)やアルベンダゾール(ヴァーモックス)などの抗寄生虫薬を投与し症状が改善すれば、寄生虫感染の可能性が示唆されます。

感染症 - 関連記事