条虫(テープワーム)のライフサイクル

繁殖

条虫は雌雄同体で、体節ごとに雄性器と雌性器を持ち、自己受精して卵を産みます。

卵の産生

成虫は頭部(スクオレックス)に多数の歯を持ち、宿主の腸壁に付着します。付着後に体節(前節)が成長し、各体節に生殖器官が備わります。体が大きくなると末端の体節が剥がれ落ち、卵を含む体節が宿主の消化管内に放出されます。

卵の放出

体節は宿主の糞とともに体外へ排出されます。米粒大ほどの体節は自ら動き、乾燥すると割れて内部の卵が環境中に放出されます。

幼虫(シスト)

放出された卵は中間宿主と呼ばれる動物に摂取され、体内でシスト(嚢状幼虫)となります。中間宿主が一次宿主に食べられると、シストは腸内で成虫へと発育します。シストは腸以外の脳、筋肉、肺などに移行すると重篤な疾患を引き起こすことがあります。

成虫

成虫は肉食性哺乳類の腸内に寄生し、消化器官を持たず宿主の腸から栄養を皮膚越しに吸収します。種によってサイズは異なりますが、全ての成虫は頭部(スクオレックス)、首部、そして多数の体節(前節)から構成されています。

寿命

種や宿主の寿命により異なりますが、条虫は宿主の体内で最大20年生存することがあります。死んだ成虫や剥がれ落ちた体節は宿主の糞とともに排出され、ライフサイクルが完了します。

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