結核の検査方法と診断

結核(TB)は、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)によって引き起こされる深刻な感染症です。感染者が咳やくしゃみで放出した飛沫を吸い込むことで広がります。医師はさまざまな検査を組み合わせて結核の有無や進行度を診断します。

皮膚テスト(マンツー検査)

最も一般的に用いられるのは、前腕の皮下に少量のPPD(結核菌抽出物)を注射するマンツー皮膚テストです。感染者は72時間以内に赤く隆起した硬結(赤いしこり)を呈します。

培養検査

患者が咳ときに出す痰を採取し、培養することで結核菌の有無を確認します。培養結果は、最適な抗結核薬の選択に役立ちます。

その他の検査

  • 血液検査:インターフェロンγ放出試験(IGRA)や抗体検査で、活動性結核か潜伏感染かを判断します。
  • 画像診断:胸部X線やCTスキャンで肺内の病変の範囲や重症度を評価します。

偽陽性の原因

結核以外の非結核性抗酸菌に感染している場合や、BCGワクチン接種歴があると、皮膚テストが偽陽性になることがあります。

偽陰性の原因

免疫抑制状態(HIV感染、化学療法など)の患者は皮膚テストに十分な反応を示さないことがあります。また、生ワクチン(天然痘・麻疹など)接種後はテスト結果が影響を受けやすいです。

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