結核はどのように感染するのか?
結核の感染経路
結核(TB)は、Mycobacterium tuberculosis(結核菌)によって引き起こされる細菌感染症で、主に肺に影響します。活動性結核患者は、咳やくしゃみを通じて空気中に菌を放出し、他者に感染させる可能性があります。
1. 空気感染(飛沫核感染)
感染者が咳、くしゃみ、会話、歌唱などを行うと、結核菌を含む微小な飛沫核が空気中に放出されます。これらは数時間漂い続け、他の人が吸い込むことで感染します。
2. 密接接触
活動性結核患者と長時間・近距離で接することで感染リスクが高まります。家族と同居、職場での共同作業、長時間の同室などが該当します。特に同居者のリスクは最も高いです。
3. 再活性化
過去に結核菌に感染したが潜伏していた人が、免疫低下(HIV/AIDS、糖尿病、がんなど)により再び活動性結核を発症することがあります。これを再活性化結核と呼びます。
一方、握手や短時間の会話といったカジュアルな接触では結核は感染しません。感染リスクが高まるのは、感染者と密接かつ長時間接触する状況です。
結核の疑いがある場合の対処
持続する咳、発熱、夜間の発汗、体重減少などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが重要です。早期治療により他者への感染拡大を防ぎ、回復を促進できます。
