卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の兆候と対処法

OHSSとは

卵巣過剰刺激症候群(Ovarian Hyperstimulation Syndrome、OHSS)は、不妊治療で使用される薬剤により卵巣が過度に刺激され、腫れや胸・腹部に体液がたまる症状です。卵子が放出されるときに起こります。

症状の分類と発症時期

メイヨークリニックによると、OHSSの症状は軽度・中等度・重度に分けられ、重度の場合は入院が必要です。症状は治療開始から約10日後に現れ、時間とともに改善したり悪化したりします。

腹部・消化器の症状

中等度のOHSSでは、卵巣付近の痛みや腹部の不快感、間欠的な膨満感、吐き気、嘔吐、軽い下痢がみられます。重度の場合は卵巣の激しい持続的な痛み、吐き気・嘔吐・下痢が頻繁に起こり、腹部は「張りが強く、膨らんでいる」感じになります。

排尿の問題

中等度のOHSSでは排尿異常は少ないですが、重度になると尿の回数が減少し、尿が濃くなることがあります。

体重増加

浮腫に伴い体重が増えることがあります。重度のOHSSでは、1〜2日で5〜10ポンド(約2〜4.5kg)以上、3日で10ポンド以上増加することもあるため、毎日体重を測定し変化を記録することが重要です。

治療法

軽度のOHSSは特別な医療介入は不要で、安静・脚を高く上げる、十分な水分補給、激しい運動や性交を避け、アセトアミノフェンで不快感を和らげます。重度の場合は医師が腹囲や体重を測定し、超音波検査、胸部X線、血液検査(電解質、血球数、肝機能)や尿量測定などを行い、入院して体液除去や点滴での治療が行われます。

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