子宮頸部狭窄で妊娠は可能ですか?
子宮頸部狭窄は、子宮頸管が狭くなり、膣から子宮への通路が妨げられる状態です。先天的に生まれつき存在することもあれば、後年にさまざまな要因で発症することもあります。
原因
- 子宮頸がんや子宮体がんの治療(手術・放射線)
- 子宮頸部の手術や子宮内膜除去術(子宮内膜症の治療)
- 閉経に伴うホルモン変化
機能
「狭窄(stenosis)」は硬化を意味します。子宮頸管を開閉させる筋肉が硬くなるか、瘢痕組織が詰まることで、正常な通路が阻害されます。
合併症
- 子宮内に血液や感染がたまり、疼痛や炎症を引き起こす
- 月経が子宮頸管を通過できず、月経不順や無月経になる
- 精子が子宮に届きにくくなり、不妊の原因となる
妊娠への影響(変数)
狭窄の程度や瘢痕組織の量により、妊娠のしやすさは大きく変わります。完全に閉塞している場合は自然妊娠はほぼ不可能です。部分的に狭いだけであれば、妊娠は可能ですが成功率は低くなります。
治療法
子宮頸管拡張術が一般的です。細い金属棒(ハイドロデラザーやバルーン)を子宮頸管に挿入し、徐々に径を広げていきます。拡張が完了するまでに4〜6週間かかり、その後は通常の避妊や妊娠が可能になります。
その他の受精法
子宮頸部狭窄の女性でも、子宮内人工授精(IUI)で妊娠することができます。IUIは精子を直接子宮内に注入する方法ですが、まずは子宮頸管拡張術を行う方が非侵襲的で成功率が高いとされています。
