月経中の子宮壁はどのように変化するか
月経期に子宮壁で起こる主な変化
月経は子宮内膜(子宮壁の内側の粘膜)が剥がれ落ち、再び厚くなるサイクルです。この期間に子宮壁で起こる代表的な5つのプロセスを解説します。
1. 子宮内膜の脱落(剥がれ)
卵胞期にエストロゲンの作用で子宮内膜は厚くなりますが、受精が起こらないと黄体が退縮し、プロゲステロンとエストロゲンの分泌が低下します。その結果、内膜の維持ができず、剥がれ落ちます。
2. 血管の破壊と出血
ホルモン低下に伴い、内膜内の血管が収縮し破裂します。血液が少量ずつ漏れ出し、血餅が形成されます。
3. 子宮内膜の剥がれと月経血の産生
血餅と一緒に剥がれた内膜組織が子宮腔内に流れ込み、これが月経血として外へ排出されます。
4. 子宮の収縮(子宮筋層の収縮)
プロスタグランジンの作用で子宮平滑筋が軽く収縮し、月経血と内膜組織を子宮頸部へと押し出します。これにより排出がスムーズになります。
5. 子宮内膜の再生
月経が終わると、次の卵胞期に向けてエストロゲンが上昇し、子宮内膜は再び増殖します。新しい内膜は次回の受精に備えて厚くなります。
これらのプロセスはすべて正常な生理的現象です。月経時に異常な出血量や激しい痛みが続く場合は、医師に相談しましょう。
