排卵時に複数の卵子が放出されたら、他の卵子はどうなるの?

多卵排出(多排卵)とは

排卵時に1個以上の卵子が同時に放出されることを多卵排出(multiple ovulation)と呼びます。多卵排出が起こると、受精と妊娠の機会が増える可能性があります。

受精した卵子に起こり得ること

1. 異卵性双生児(いとこ双生児)

2個以上の卵子がそれぞれ別々の精子に受精すると、各受精卵は独立した個体として発育します。遺伝的には普通の兄弟姉妹と同程度の差があります。

2. 同卵性双生児

稀に、受精卵が分割して2つに分かれ、別々に着床すると同卵性双生児になります。遺伝子は完全に同一で、外見や性格に非常に似通います。

3. 消失双胎症候群

受精卵の一つが着床に失敗したり、妊娠初期に自然に吸収されたりすることがあります。この場合、残りの胎児だけが正常に成長し、単胎妊娠となります。

4. 高次多胎妊娠

3個以上の卵子が受精すると、三つ子、四つ子といった高次多胎妊娠になります。体外受精(IVF)などの補助生殖技術を利用すると、こうした妊娠の確率が上がります。

注意点

多卵排出や複数受精が起こる確率は比較的低く、年齢、ホルモンバランス、基礎疾患など様々な要因が影響します。

不妊 - 関連記事