筋腫摘出術(筋腫切除)のリスクと合併症
全体の合併症率
筋腫摘出術(筋腫切除術)では、全体の合併症率は約10〜20%と報告されています。
重篤な合併症(重大合併症)
重大合併症の発生率は約1〜2%です。主なものは以下のとおりです。
- 子宮破裂
- 大量出血
- 感染症
- 深部静脈血栓症(DVT)
- 肺塞栓症(PE)
軽度の合併症(軽微合併症)
軽微合併症の発生率は約8〜10%です。代表的な症状は次のとおりです。
- 術後の疼痛
- 吐き気・嘔吐
- 尿路感染症(UTI)
- 便秘・下痢
- 倦怠感
- 切開部ヘルニア
合併症を起こしやすいリスク因子
以下の要因があると、合併症のリスクが高まります。
- 35歳以上
- 肥満
- 糖尿病
- 高血圧
- 子宮手術既往(例:子宮鏡手術、過去の筋腫摘出)
- 帝王切開の既往
- 筋腫が多数または大きい
- 筋腫の部位(壁筋腫は漿膜下筋腫より合併症が起きやすい)
合併症予防のポイント
合併症を最小限に抑えるために、次の点に留意してください。
- 筋腫摘出術の経験が豊富な外科医を選ぶ
- 術前・術後の医師の指示をしっかり守る
- 処方された薬を正しく服用する
- 十分な休養をとる
- 激しい運動は避け、徐々に日常活動へ戻す
- バランスの取れた食事で栄養を確保する
- 適正体重を維持する
