IVF治療にかかる期間はどれくらい?

自然妊娠を1年以上試みても成功しない場合、産婦人科医は不妊専門医への受診を勧めます。多くの場合、体外受精(IVF)を選択肢として提示されます。以下では、IVFの典型的なサイクルが開始されてから妊娠判定までに要する期間と、各ステップの概要をわかりやすく解説します。

1. 血液検査

まず医師はホルモン状態や感染症(HIV、B型・C型肝炎)を確認するために血液検査を行います。検査結果が出次第、IVFサイクルの準備が本格的に始まります。

2. 卵巣抑制(オーガン抑制)

多くのクリニックでは、IVFの前にルプロン(Lupron)などの薬剤を注射し、卵巣の自然排卵を抑制します。これにより、後続の刺激サイクルをコントロールしやすくします。

3. 卵巣刺激

月経開始後、超音波検査と追加の血液検査を実施します。その後、卵巣を刺激するホルモン注射(FSH・hMG など)を毎日行い、約2週間で多数の卵胞を成熟させます。

4. 卵子採取と胚移植

採取前夜にhCG注射を行い、卵子の最終成熟と排卵を誘導します。採取された卵子は受精させ、数日培養した後、胚として子宮内に移植します。

5. プロゲステロン補充と妊娠判定

胚移植後は、妊娠が確認できるまでプロゲステロンを投与し続けます。妊娠判定は移植後約2週間で行われ、サイクル全体は概ね4〜6週間で完了します。

以上が一般的なIVFサイクルの流れと所要期間です。個々のケースにより多少の前後はありますが、基本的にはこのスケジュールで進行します。

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