小腸粘膜の構造と機能、層構成

小腸粘膜の概要

小腸の粘膜は消化管全体を覆う三層構造のうち、最も内側に位置する層です。粘膜系は、化学的・機械的な刺激から腸管内部を保護し、消化機能を支える重要な役割を果たします。

1. 粘膜層(Mucosal layer)

薄い上皮細胞層と、その下にある結合組織層、血管・神経網から構成されます。粘膜層は粘液を分泌し、上皮細胞を摩擦や酸性環境から守ります。

2. 粘膜下層(Sub‑mucosal layer)

比較的厚い結合組織層で、血管・神経・リンパ管が豊富に走っています。また、消化酵素を含む腺が存在し、消化液の産生に関与します。

3. 筋層(Muscular layer)

最外層に位置し、内層と外層の二層の平滑筋から成ります。この筋層の収縮が蠕動運動を引き起こし、食物を消化管全体に送り出します。

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