男性における腎盂腎炎の兆候と症状
男性の腎盂腎炎の症状
腎盂腎炎は、腸内に常在する細菌が尿路に侵入し、腎臓まで上行することで起こります。主な症状は、排尿時の痛みや灼熱感、発熱、悪寒、背部や側腹部の疼痛、吐き気、嘔吐、全身倦怠感です。慢性化すると、痛みと熱が断続的に現れます。高齢者では、典型的な尿路症状が現れず、せん妄や意識混濁、敗血症が主症状となることがあります。
腎盂腎炎の所見
症状が疑われる場合は速やかに医療機関を受診してください。医師は体温測定や側腹部・背部の圧痛を確認し、尿検査で白血球や細菌の有無を調べます。また、全身の衰弱や意識障害がないかも評価します。
診断方法
診断は問診と身体診察、バイタルサイン(脈拍・呼吸・心拍数)の測定、脱水や背部圧痛の有無確認を行います。尿検査で細菌や白血球を検出し、血液検査や画像検査(超音波、CT)で腎臓の状態を評価することもあります。代表的な病原菌は大腸菌(E. coli)、クレブシエラ、プロテウス、緑膿菌、腸球菌、ブドウ球菌などです。
治療法
腎盂腎炎と診断されたら、まず経験的に広域抗生物質を投与し、培養検査で特定された菌に合わせて抗生物質を変更します。軽症例は経口抗生剤で自宅療養が可能ですが、嘔吐や腎機能低下が認められる場合は入院して静脈内抗生剤や点滴が必要です。
