腎摘出術患者向け情報
手術前の準備
手術前に血液検査、胸部X線、必要に応じて心電図などの検査が行われます。これにより手術に耐えられるか確認します。入院の数日前に事前登録が求められることがあります。医師からは手術前夜の飲食に関する指示が出されます。
手術の流れ
外科医は腎臓とその上にある副腎、腎臓周囲の正常組織や隣接リンパ節を除去します。開腹手術の場合は大きな切開で、腹腔鏡手術の場合は数箇所の小さな切開を行い、カメラでモニターに映しながら手術します。
術後の入院中のケア
手術後は回復室で意識が朦朧とすることがあります。点滴や血圧・心拍数モニターに接続され、尿道カテーテルや胸部ドレーンが残ります。血栓予防のために脚に圧迫ストッキングを装着することがあります。最初は水分摂取が制限されますが、氷のかけらで喉の乾きを和らげます。
投薬について
術後は疼痛緩和のための鎮痛薬が投与されます。IVポンプでボタンを押すと適切な量が自動で供給され、過剰投与は防がれます。麻酔による悪心を防ぐための制吐薬も使用されることがあります。
自宅での回復
退院時に鎮痛薬の処方が出されます。指示された間隔で服用し、血中濃度を一定に保ちます。通常より多くの睡眠が必要です。十分な水分摂取を心がけ、食事制限があれば医師の指示に従ってください。身体活動や仕事復帰の時期についても指示があります。必ず術後診察の予約を守りましょう。
留意点
腎臓は1つでも健康に生活できます。腎臓提供者の場合、残った腎臓は血流が増えて拡大し、老廃物のろ過能力が向上します。長期的な健康状態は、腎臓を提供していない人と同等と考えられます。
