ドナー移植に適した臓器とは?
臓器移植は、受容者の疾患やドナーとの適合性に応じて、さまざまな臓器が選択肢となります。以下に、臓器移植で最も一般的に行われる主な臓器とその適応例を紹介します。
腎臓
腎機能が著しく低下したり、腎不全に至った場合に行われます。生体ドナーまたは亡くなったドナーから提供された健康な腎臓を移植し、腎機能を回復させ、生活の質を向上させます。
肝臓
肝硬変、肝炎、肝臓がんなどで肝機能が深刻に損なわれたときに必要です。生体ドナーまたは亡くなったドナーの肝臓の一部を移植し、失われた機能を補います。
心臓
心不全や重度の心筋症などで心臓が正常に機能しなくなった場合に実施します。亡くなったドナーから健康な心臓を移植し、循環機能を回復させます。
肺
肺胞が破壊され呼吸不全に陥った患者に対して行われます。亡くなったドナーから提供された肺を移植し、正常な呼吸機能を取り戻します。
膵臓
1型糖尿病や慢性膵炎などでインスリン分泌ができなくなった場合に適用されます。生体または亡くなったドナーの膵臓を移植し、インスリン産生を回復させ、注射によるインスリン投与が不要になります。
角膜
角膜が損傷または疾患で濁った場合に、視力回復を目的として行われます。亡くなったドナーからの健康な角膜を移植し、透明な視覚層を再建します。
骨髄
白血病や再生不良性貧血、免疫不全などの血液疾患やがんの治療に用いられます。適合するドナーからの骨髄を移植し、血球形成と免疫機能の回復を促します。
移植に適した臓器は、受容者の具体的な病状、既往歴、組織適合性、全身状態などを総合的に評価して決定されます。
