腎摘出手術で片側の副腎が除去された場合、副腎機能不全は必ず起こりますか?
副腎機能不全は起こり得るか?
腎摘出手術(腎臓の切除)で片側の副腎も同時に摘出された場合、必ず副腎機能不全になるわけではありません。残っている副腎が十分なホルモンを分泌できれば、症状は出ません。しかし、糖尿病、アジソン病、クッシング症候群など副腎機能に影響を与える基礎疾患があると、リスクは高まります。
副腎機能不全のリスクを高める要因
- 年齢:高齢者ほどリスクが上昇します。
- 全身状態:他の疾患を抱えている、あるいは全身状態が不良な場合。
- 手術の種類:腎臓と副腎を全部摘出する根治的腎摘出術は、部分的に摘出する腎部分切除術よりもリスクが高いです。
副腎機能不全の主な症状
- 倦怠感、疲労感
- 筋力低下・脱力感
- 体重減少
- 吐き気・嘔吐
- 下痢
- 低血圧
- 皮膚の色素沈着(暗くなる)
- 体毛の増加
手術後にこれらの症状が見られたら、速やかに担当医に相談してください。
副腎機能不全の治療
副腎機能不全の治療は、欠乏したホルモンを補充する薬剤の投与です。主に経口ステロイド(ヒドロコルチゾン)や、必要に応じて注射剤が用いられます。補充療法は一生涯続くことが多く、定期的な診察と投薬量の調整が重要です。
