ライム病の薬物療法の分類と概要
ライム病は、ダニに媒介される細菌 Borrelia burgdorferi が原因で、草むらや森林での活動中に刺されることで感染します。感染後約2〜3週間で発熱、関節痛、叩打部位や膝裏、鼠径部の紅斑などの症状が現れます。稀に睡眠障害、不整脈、髄膜炎、四肢のしびれや筋力低下などが見られます。
アミノペニシリン系
代表的な薬剤はアモキシシリン(商品名:アモキシル、アポ・アモキシ、ディスペルモックス、ノバモキシン、ヌー・アモキシ、トリモックス、ワイモックスなど)です。細胞壁合成を阻害し、B. burgdorferi の細胞壁を不安定にさせて膨張・破裂させます。
マクロライド系
アジスロマイシン(商品名:ジスロマックス、Zmax など)が用いられます。細菌の 50S リボソームに結合し、タンパク質合成を抑制することで増殖を阻止します。
テトラサイクリン系
ドキシサイクリン(商品名:アドキサ、アポ・ドキシ、ドリックス、ドキシ、ドキシキャップス、ドキシシン、モノドックス、ノバドキシリン、ペリオスタット、ビブラミシン、ビブラタブなど)が使用されます。30S および 50S リボソームに結合し、タンパク質合成を阻害します。
ワクチン
予防として、商品名 LYMErix のワクチンがあります。15〜70 歳の人を対象に、初回接種後1か月後に2回目、初回から1年後に3回目の計3回接種で免疫を獲得します。
