低血容量(低血量)の原因
低血容量(低血量)は、血液中の血漿量が減少した状態を指します。主な症状として、心拍数が100回/分以上の頻脈、めまい・意識消失、低血圧、呼吸急迫、混乱や意識障害、尿量減少などがあります。
医学的原因
- 極端な体重減少や大量出血
- 嘔吐やマラズム(極度のカロリー・タンパク質不足)
- 脱水、熱中症、タンパク質エネルギー栄養不良
- 重度の嘔吐や腹膜炎(腹膜の炎症)
他の疾患によるもの
- 毒キノコ(裸かさかび)中毒
- 偽アルドステロン症(腎臓がアルドステロンに反応できない)
- 西アフリカで流行するラッサ熱
追加的な原因
- 過度のアルコール摂取、過剰な発汗
- 利尿薬の使用、献血
- 血管拡張薬やACE阻害薬の使用
- 重度の熱傷による体液喪失
低血容量性ショック
血液や体液が大量に失われ、心臓が十分な血液を全身に送れなくなる緊急状態です。血液量が20%以上失われると起こりやすく、外傷や内部出血、嘔吐・下痢・やけどなどでも発症します。主な症状は不安・興奮、呼吸急迫、意識障害、皮膚の冷感・湿潤、尿量減少、皮膚蒼白、低血圧、低体温、頻脈です。速やかに医療機関を受診してください。
治療法
症状の重症度に応じて、以下のような治療が行われます。
- 点滴による静脈内輸液、経口補液
- 酸素投与
- ドパミン、エピネフリン、血栓溶解薬
- 輸血・血漿輸血
- 必要に応じてジフェンヒドラミン、ドブタミン、H2ブロッカー、H1ブロッカー、βブロッカー、カルシウムグルコン酸、アルブテロール、シメチジン、グルカゴン、ナロキソン、フェニレフリン、ノルエピネフリンなどの薬剤
