重度のふくらはぎ筋肉損傷の影響
筋肉の繊維が裂けることで起こる筋肉損傷(いわゆる「筋肉の引き裂き」)は、軽度から重度まで3段階に分類されます。特にグレード3は、筋肉繊維の90%以上が損傷する最も深刻な状態で、ふくらはぎの主要筋肉が影響を受けると、極度の痛みと機能障害を引き起こします。
痛み
グレード3のふくらはぎ筋肉損傷(グレード3)の痛みは、即座に発生し、非常に激しいです。スプリントや脚への衝撃、過度のストレッチなどの活動直後に突然起こります。痛みは脚の下部の後ろ側にあり、つま先を伸ばしたり、ふくらはぎを押すと悪化します。
目に見える症状
グレード3の損傷が起こると、すぐにふくらはぎが腫れ始めます。特に膝のすぐ下から足首の中間までの領域が顕著です。また、損傷した筋肉からの出血により紫斑(あざ)が現れます。最も重度の場合、筋肉がアキレス腱から離れ、膝下でたるむことがあります。怪我が起こった瞬間に「ポップ音」が聞こえることもあります。
機能障害
グレード3のふくらはぎ損傷後は、足先立ち(つま先立ち)やつま先を伸ばすことができなくなります。そのため、棚の上に手を伸ばすような動作も困難です。歩行は痛みが強く、補助が必要になることが多いです。松葉杖の使用、鎮痛薬の服用、理学療法士によるリハビリが必要で、回復には数か月かかります。最も重症の場合は、筋肉修復のために手術が必要です。
